この記事ではスタディサプリ大学受験講座・高校講座(旧 受験サプリ)について実際の受験生の目線から、
他サイトの評判や口コミで書ききれないような、
1年間通して医学部に合格したうえでの感想を書きたいと思います。

私は受験3年目の自宅浪人中、英語・化学・センター国語はスタディサプリを軸に勉強しました。

私が最終的に宅浪で国立医学部医学科に合格できたのは、間違いなくスタディサプリのおかげだと思います。

特に英語は1年前の同じ記述模試と比べて偏差値が16上がり(第2回駿台全国判定模試の比較)、2次試験の英語に対する苦手意識はなくなりました。

利用料が非常に低額で苦手分野だけを受講することもできるので、自宅浪人生のみならず現役生や予備校生も勉強の補助や夏期講習代わりとして必ず受講することをお勧めします。

ここでは私の実践した授業の受け方や、各科目の感想を書いていきます。

以下は大学受験向け講座の感想ですので、
小学生・中学生用講座はスタディサプリ小学講座・中学講座をご覧下さい。

英語

●受講した講座

ハイレベル英文法
スタンダードレベル英文読解
ハイレベル英文読解
トップレベル英文読解
センター英語直前対策講座(文法セクションのみ)
名古屋大学対策英語(長文セクションのみ)
東北大学対策英語(長文セクションのみ)
九州大学対策英語(長文セクションのみ)

●スタディサプリの英語の特徴

スタディサプリの英語は、文法(関正生先生)と読解(肘井学先生)に分かれています。

関先生の英文法は暗記ではなく本質の理解に重点が置かれています。
文章では説明しづらいのでyoutubeのサンプル動画をご覧ください。
一番最初に登場するのが関先生です。私はこれを見て入会を決めました。
0:22くらいから関先生が登場します。

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※小学生・中学生用講座はスタディサプリ小学講座・中学講座をご覧下さい。

英文法の授業は全部で24講あり、トップレベル、ハイレベル、スタンダードレベルで分かれています。
私はハイレベルを受講しました。

授業のスタイルは高校で習う英文法や語法について単元ごと(例 動名詞、分詞、分詞構文)に、基礎的なことを解説し、次に受験ではどのように問われるかを演習問題を通して確認します。

ところで私はスタディサプリを受講する前、独学と駿台市ヶ谷で英語を学習していましたが、スタディサプリで関先生の授業を受けるまで分詞や分詞構文がなんなのかよく分かっていませんでした。

授業の中で、
「動詞が名詞の働きをすると動名詞、
動詞が形容詞の働きをすると分詞、
動詞が副詞の働きをすると分詞構文というがこのネーミングセンスはとても悪い。
これからは分詞は動形詞、分詞構文は動副詞と呼んだ方が良い。」
という説明を聞いてなるほどと思いました。

このように関先生の授業では必要な場合は中学の範囲まで戻って説明をしてくれます。
現在完了なども一から教えてくれるので、英語が全く分からないという人も、ぜひ関先生の英文法の授業を受けてみてください。

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肘井(ひじい)先生の読解は、下線部和訳の対策をまず徹底的に行います。

  
ハイレベル英文読解前期P.26

私はハイレベル英文読解(前期)を中心に下線部和訳を鍛えました。
毎講12問前後、受験生がつまづきやすい設問を肘井先生が解説していきます。

私は英語は雰囲気読みをしてしまう癖が有り正確な読解は苦手でした。
しかし、このスタディサプリのハイレベル英文読解を受講し、修飾や語句の意味に対して正確な読みを心がけることで、わりと早い段階で下線部和訳に対する苦手意識はなくなりました。

下線部和訳が終わるとその後、中文の処理に入ります。


ハイレベル英文読解前期P.84

ここで具体と抽象の発見へと授業のテーマが移ります。
受験で扱われる英文は評論文が多く、そして論文からの抜粋が多いそうです。
当然、論理だった文章を学者さんが書いていて、その論理構造には一定のパターンがあります。

そのパターンを学び、筆者の「言いたいこと」を把握する作業です。

ちなみに肘井先生は『抽象』という言葉をよく使われますが、先生は主に『抽象』=『テーマ、主題』と『分かりにくい表現』という2通りの意味で使われています。
この説明ももちろんありますが、あらかじめ是非覚えておいてください。

そして最後に長文を扱います。


トップレベル英文読解後期P.18

文と文のつながりを意識しつつ、細かい文構造や単語を解説します。

先生は生徒がつまづきやすい部分以外は板書をしないので、これまでの内容があやふやだと消化不良を起こしますから注意してください。

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●授業の受け方

私はハイレベル英文法とハイレベル英文読解を同時期に受講し始めました。
月・水・金曜日は英文法、火・木曜日は英文読解というふうに曜日で受講する内容を変えました。

英文法はハイレベルで問題ありませんでしたが、英文読解は英語に少しでも苦手意識がある人はスタンダードから始めた方が良いと思います。
私はハイレベル英文読解を2講受けてから、授業に付いて行けずスタンダードを受講しハイレベルに戻りました。

予習についてですが関先生の英文法、肘井先生の英文読解、共に設問を解くだけで良いと思います。

ですが英文読解の予習はとても時間がかかります。
難しい問題は手が付かないですが、出来るだけ考えて埋めるようにしましょう。
肘井先生は1時間で予習を切り上げるよう言っていましたが、私は2時間近く予習にかけることもありました。
しかし、この粘りが本番で役に立ったと思うので、分からなくても想像や雰囲気を駆使しても埋める癖は付けたほうが良いと思います。

授業については、関先生の英文法は普通に受けるだけで大丈夫です。
肘井先生の授業はかなりハイペースなので、途中途中で一時停止を駆使しながら聞くと良いと思います。

復習は各々の先生の指示通りに行ってください。
肘井先生は復習として音読10回を薦めています。
これは比喩でもなんでもなく、実際に音読10回必ずやった方が良いと思います。

それと別料金ですが必ずテキストは購入した方が良いです。
私は、印刷が出来るのにわざわざ買う必要がない、と思い最初は買いませんでしたが、英文法も英文読解も何度も復習することになるので、テキストで持っておいた方が便利です。

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●スタディサプリで学んだことをZ会でアウトプットする

英語という科目の難しいところは自分で正確な採点が出来ないことです。
特に総合大学の医学部の場合、文字通り1点の勝負になりかねないため、不要な失点は極力避けなくてはなりません。

英文和訳は人それぞれ癖が付いてしまっていることが多いと思います。
特に私の場合、直訳することに重点を置きすぎて日本語としておかしくなっていることが多くありました。

私は受験3年目、スタディサプリと平行してZ会を受講し英文和訳を徹底して鍛えました。
これは長文に慣れることが目的ではなく受験本番で1点でも減点を防ぐためです。
気付かないうちに減点されている。これはかなりもったいないことだと思います。

特に国公立入試ではほとんどの問題が記述です。
気付かない減点をしないためにZ会も平行して受講することをお薦めします。

Z会について詳しい内容は
Z会を1年間受講してみて(受験3年目)
をご覧下さい。

>>Z会の教材サンプルの資料請求

化学

私が英語と同じくらいお世話になった科目が化学です。
坂田薫先生(駿台講師)は高校の範囲に留まらず、医学部(難関大学)受験に必要なレベルまで解説をしてくれます。
特にそれまで理解していなかった蒸気圧や溶解度積、pH計算の解説はとても参考になりました。

かなり詳しく解説しているため初めて化学を勉強する人にもわかりやすい講義になっています。

ただし完全に初めての方は初学者向けの参考書との併用をお勧めします。
全部で48講あり全ての授業を受けようとすると、かなり時間がかかります。
そのため自分の苦手な分野を優先して授業を受けると良いと思います。

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●予習復習について

私はだいたい週2回(月・金曜日)、全48講を4月から10月の約半年かけて受講しました。

演習問題のレベルは比較的高いですが初めて勉強する分野でない限り、解けるところまで解いてから授業に挑んだほうが良いと思います。
ただし化学が苦手だと手も足も出ない問題もたくさんあります。
考えても分かりそうにない場合は切り上げて解説講義を見ましょう。

初めて化学を勉強する場合、演習問題だけでは問題量が不足してしまいますので、比較的簡単な問題集と並行して進めるとよいと思います。

掲載されている演習問題は各単元の代表的な問題で、解説をしっかりと吸収し復習で演習問題がスラスラ全問解ければ、たいていの大学の問題は余裕になります。

私の場合、授業後に1回同じ問題を解き、次の授業を受ける前にもう一度解くことで復習を2回しました。

またそれとは別に総復習として直前期(センター後)に全ての演習問題を印刷して電卓を使って解き直し、出来なかった問題をメモし出来るようになるまで解きました。
理論化学は問題のパターンが少ないので本番でも演習と近い問題が出ます。
実際、私の場合も国公立2次試験の本番2日前に解いたのと全く同じ問題(pH計算)が、本番で大問まるごと出ました。

毎回、その分野の代表的な問題がチョイスされているので、
分からなかった問題もしくは苦手な分野だけでも受講されることをおすすめします。

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●板書の取り方

私は化学では別売りのテキストは買いませんでした。
画像のように用紙の左側にだけテキストの印刷を行い右側に板書を書きました。

 
1枚目の画像は緩衝作用、2枚目の画像はCOD値、どちらも医学部頻出問題です。

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現代文

●授業の特徴

スタディサプリで現代文、小論文を担当する小柴大輔先生は、Z会のマスターコースやZ会の東大対策の映像講座を担当している有名な先生のようです。

見た目のとおり、解き方や教え方も他の現代文講師とは一線を画しています。

具体的な解き方は、スタディサプリの基礎講座のトップ&ハイレベル現代文の第1回の講義(無料視聴できます)で、詳しく解説されていますが、本文を色分けして読んでいくというのが小柴先生のスタイルです。

例えば以下のような、現代の日本の生活スタイルが書かれている文章があるとします。

『近年、日本人の生活はコンピューターやインターネットの発達でますます便利になっている。』

そうですか、めでたしめでたし。…とは絶対なりません。
必ずそこには問題があります。問題があるから筆者はわざわざ文章にするのです。
たいていの場合、以下のように続きます。

『だが、それらの発達によって日本人の生活はますます息苦しいものになっている。

こんなことは以前の日本でありえなかったことだ。』

という具合で話が進んでいくパターンが多いです。
この場合、現代の日本vs以前の日本 という対立構造で文章が進んでいきます。

どんな文章でも対比で書かれていて、その対比構造を明らかにしながら問題を解いていくというのが小柴先生のスタイルです。

筆者の主張vs一般論、現代vs過去、日本vs外国などなど、ほとんどの文章がなんらかの対比で書かれています。

メインテーマを赤、対比相手を青でカラーリングしていくことで読解を行います。

設問の選択肢も色分けしていくことで、筆者の主張の中に一般論が入り込んでいる、赤(メインテーマ)を問う設問なのに青(対比相手)が入り込んでいる、という引っ掛けが一目瞭然になり、このように設問を解いていきます。

今まで現代文の授業といえば筆者の『言いたいこと』を要約して、「この選択肢は本文に書いてないよね。この選択肢はここの部分が違うよね。」といった具合で終わりでした。

小柴先生のように色分けがなされていると設問の選択肢が明確に間違いである理由、正しい理由が明確に分かるので、今まで私が受けてきたどの現代文の先生よりも、実戦的で分かりやすい印象を受けました。

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センター数学

私は受験1年目のセンターⅡBが56点、2年目が58点でした。

私のように数学が苦手な受験生にとってセンター2Bはセンター試験で最大の鬼門です。

センター数学を経験したことがある方なら、本番でなくても一度頭が真っ白になるともう立ち直れない緊張感をよくご存知だと思います。

3年目で同じ失敗は出来ないと考え、徹底的にセンター数学の練習を行うことが私にとって3年目の課題でした。

その上でまっさきに活用したのがスタディサプリのセンター数学対策講座です。

テキストはセンターの過去問をアレンジした問題で構成されておりそれを山内恵介先生が解説なさいます。

山内先生は分かりやすいのはもちろんですが、喋り方が特徴的で私にはそれが妙にツボでした。(嫌いな方もいると思いますが…)

積分の公式の扱い(6分の1公式など)、三角関数、平面図形でかなり参考になりましたので、リリースされたら是非ご覧になってください。

例年は月額980円にセンター対策講座も含まれています。

ただセンター数学に関してはスタディサプリのセンター数学対策講座を完璧にすればそれだけで良いという訳ではありません。

私がセンター本番で両方9割くらいのそこそこの点数が取れたのは、毎月、各単元ごとに数学を勉強していった積み重ねだと思います。
センター数学は普通の数学が出来ないと解けません。
しっかりと数学そのものの対策もしてください。

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