私は受験2年目、医学部進学専門の駿台予備校市ヶ谷校舎に通っていました。

中学、高校生の頃は塾に通ったことはありますが予備校に通ったことはありませんでした。
インターネットで事前に少しは調べていたものの体験授業や説明会などには一切参加せず、予備校というものがどんなものか全く分からないまま入学してしまいました。

ここに書かれていることは、ある程度受験を経験している方にとっては当たり前のことばかりだと思います。
以前の私のように全く予備校のイメージがつかめない方は参考にしてください。

駿台市ヶ谷での1年間

~春~
駿台では一番初めにクラス分けテストが行われます。
科目は数学、英語、現代文で全問マーク式です。

私のときは数学は簡単な問題が中心だったので上のクラスを目指す人は完答を目指す必要がありました。
大問4問構成で若干誘導がありますが、計算が重たい問題もあります。

英語は問題としての難易度がそこそこ高かったのを覚えています。
駿台全国判定模試の問題に近い印象で、特に間違い指摘問題が出ていたので、今後受ける方は一応その練習をしておいた方が良いかもしれません。
後述しますがやはり上のクラスに行くほど良い先生がいる印象を受けます。
講師の質や周囲のモチベーションを考えると出来るだけ上のクラスに行った方が良いと思います。

それから1週間くらいしてクラス分けの結果が分かり、自分の所属する教室でオリエンテーションを受け教材の交付を受けます。
このときから積極的に話しかけて友達を作る必要は必ずしもありません。
予備校はあくまで勉強するところなのであまり積極的に話しかけすぎると、相手にもよりますが嫌がられます。
緊張せずあくまで自然体で挑んだほうが良いでしょう。

次に第1回校内テストが行われます。これは国語、数学、英語、理科、社会の全て受けますが、後期のクラス分けには影響しません。これも全問マーク式です。
数学が異常に簡単でしたが、理科がわりと難しかったです。

基本的に授業の席順は名前順で決まるようです。
一週間ごとに席が替わりますが、前後左右は1ヶ月近く変わりませんでした。
ノートをコピーさせて貰ったりする可能性はあるので、左右の席の人とは挨拶くらいする仲になった方が良いと思います。

ところで校内テストや模試を受けるときの席順と通常授業の席順は違います。
模試を受ける席は教室自体違うので全く異なるクラスの人がとなりに座ることになります。

前期の授業は4月中旬頃から始まり、授業と模試をこなしていきます。
駿台市ヶ谷では土曜日にも毎週ではありませんが授業がありました。

5月下旬には夏期講習の日程を組まされます。
スケジュール表と受講する夏期講習の講座を書かされます。
10個以上(1講座2万円)取る事を担任から薦められますが、私は2つしか取りませんでした。

後から足すことはクラス担任から歓迎されますが、減らすことは止められると思ったためです。
結局全体で4つしか取りませんでした。
そうこうしているうちに7月の第1週で前期の授業が終わります。

~夏~
予備校の夏はいくらでもサボることが出来る期間です。
この時期、成績が伸びる人もいれば思いっきり落ちる人もいると思います。

特に現役生が夏に勉強をしているので、夏前の模試で成績が良かった浪人生でも秋の模試から現役生に簡単に逆転され成績が落ちていきます。

私が駿台市ヶ谷に通っていた頃は夏期講習の料金が別料金であることや、少しサボり癖が付いてしまったことなどから予備校に自習にも行かず、今思えばあまり勉強していませんでした。
これはかなり失敗だったと思います。
お金に余裕がある程度ある人は人生最悪の夏にする覚悟で、そこそこキツめに講習を取るのも良いかもしれません。

~秋~
8月末から後期授業が始まります。
また9月と10月の日曜日は模試ラッシュになります。(駿台生は無料)
ただでさえ予習復習が大変なのに、日曜日が模試で潰れて、模試の復習まで入ってくるのでかなり体力的に消耗されます。

その上、この時期は日本全国で多くの受験生がスランプに陥るため、精神的にもかなり厳しい時期です。
私のクラスでも成績が割りと良かったのに突然来なくなる人がいました。
この時期に踏みとどまって勉強できるかで、合否が決まるのかもしれません。

~センター前~
駿台の後期授業は12月の始めに終わります。
その後は冬期講習と直前講習を別料金で受講してセンター試験や二次試験に備えます。

~センター後~
駿台ではセンター後に約2週間ほど、2次対策の授業があります。
駿台生は無料で受けることが出来ます。

しかし、私のクラスが下位クラスだったこともあり、ある授業では5人くらいしか出席していませんでした。
この頃になるとクラスメイトと会う機会もあまりなくなります。

その後、晴れて二次試験に受かった人は、合格祝賀会などに参加して受験生活を締めくくります。

駿台市ヶ谷の特徴

・1クラス(1教室)の人数が100人以上

駿台ではレベルによってクラスが約7クラスに分かれていて1クラスの人数は100人を超えます。
当然、教室内の自分の空間は激せまでトイレに行くのも一苦労です。

・対話型の授業はほぼ無い

一部の英語や漢文講師を除いて対話型の授業はありません。
また、先生が見回ってきて教えてくれるということもありません。

先生の板書をノートに写して、解説を聴くだけです。
そのため私の所属していたような下位クラスでは、緊張感がなく寝ている人も多いです。

受験3年目、私は自宅で映像講座(スタディサプリ)を受講して合格しました。
個人的な感想ですが一時停止したり巻き戻したり出来る分、映像講座の方がはるかに良いように感じました。

詳しくは
スタディサプリを1年間受講してみて(受験3年目)
をご覧ください。

>>スタディサプリのホームページ

・夏期講習や冬期講習は別料金

駿台の通常授業は4~6月、9~11月の合計約6ヶ月です。
それ以外の7~8月、12~2月は強制ではありませんが、別料金で講習を受けることになります。

駿台の場合、講習のほとんどが1日3コマ×4日間計10時間で、料金は約2万円です。
夏期講習と冬期講習(直前講習含む)でそれぞれ10個くらい取るよう薦められるので、多くの駿台生は年間の授業料のほかに40万円近くかかります。

私の場合、夏期講習は4個、冬期講習は2個を取りました。
他の駿台生と比べてかなり少ないですが、もともと独学が性に合っていたので後悔はしていません。
ただ、サボり癖が付き始めてしまったのは良くなかったです。

料金以外の面では市ヶ谷校舎で夏期講習の授業がほとんどないため多くの生徒は御茶ノ水校で受講します。
猛暑の中、いつもと違う環境で勉強するのは思った以上に体力を消耗します。

・50分授業に関して

駿台は1コマ50分授業で、私の場合は週3で1日8コマ、週2で1日6コマでした。
50分授業だと確かに集中力が続いて、受験専門の授業には適しているのかもしれません。
ただ、予習復習がかなり大変です。
例えばある曜日のカリキュラムが、数学、化学(2コマ連続)、英語演習、古文、数学(数学は8種類くらい授業があって、それぞれ別の分野を学習します)でした。

ということは前日にこれ全ての予習と、その日の復習をしなくてはいけません。
授業の種類が多い分、様々な科目の予習復習を1日でしなくてはならず、負担がかなり大きかったのを覚えています。

休みも娯楽もない受験生にとってはこのキツさが良いのかもしれませんが、進学校出身でなく、そこまで勉強癖が付いていなかった私には、予習復習を行うだけでとにかく大変でした。

・いくらでもサボれる

先ほど、予習復習が大変だということを説明しましたが、全くやらなくても、誰からも怒られはしません。
ただ授業についていけなくなるだけです。

駿台市ヶ谷は1クラス100人以上いて、全体で1000人近い医学部志望者がいます。
先生やクラス担任は勉強が出来ない、努力をしない生徒には何も言いません。
勝手にしてくださいというオーラが漂っています。

予備校に行くから自己管理をしなくて良いというのは間違いです。
予備校に通っているという油断から、私の場合は自分に甘くなりがちでした。
予備校に通う方こそ自分に厳しく、与えられた予習復習は全てこなした方が良いと思います。

また前期の通常授業で頑張った反動で夏休みにサボってしまいがちです。
その辺りの計画性もとても大事だと思います。
>>2017年も医学部合格者多数!成績が上がらなければ全額返金

予備校での授業の受け方(ノートの取り方)

授業そのものの受け方や予習復習の仕方は先生から指示があります。

ここでは主にノートの取り方やプリントの保存方法で、私がやっていた方法を説明いたします。

まず、数学の板書はルーズリーフに書いてバインダーにまとめます。
駿台は数学の授業の種類がとにかく多いので(8種類くらい)、いちいちノートを分けていたら膨大な量になるからです。

英語はテキストに直接書き込みました。
駿台の英語のテキストは右側がノート欄になっています。
また、後ろのページに問題再掲があるので、テキストに直接書き込んでも復習で困りません。

現代文や古文、漢文も同様にテキストに書き込みました。
生物、化学についてはノートを作ってノートにまとめました。

プリントは授業ごとにクリアファイルを作ってそれに保存しました。
クリアファイルの側面にシールを貼っておくと、どの授業のものか分かりやすく取り出しやすくて便利です。
その際、授業の曜日ごとに整理しておくと良いと思います。

予備校と駿台の良い点

・TAという、無料で個別ブースで先生に直接質問できる制度がある
・授業後すぐに直接質問が出来る

予備校と駿台の悪い点

・テキストが不親切

駿台のテキストはかなり簡素で、解答は答えのみで解説は書かれていません。
電車の遅延などで授業が受けられないと、友達からノートをコピーさせてもらわない限りその問題は迷宮入りしてしまいます。

・講師のレベルはまちまち

駿台では同じ科目でも曜日ごとに違う先生に教わります。
例えば数学は週8コマありますが、先生も8人それぞれ違います。
同じ科目なので先生の教え方の優劣がはっきり分かりますが、比べてみるとやはり教え方の上手い先生と下手な先生がいます。

下手というのは教え方もそうですが、そもそも日本語の発声が微妙でなにを言っているのか分からなかったり、字が下手な上に黒板消しをほとんど使わず黒板がカオスになったりなどです。
そういう先生の授業には出ず、自習室で自習している生徒も多いです。

やはり上位のクラスには講習でも人気の先生が通常授業を担当していることが多いので、良い授業を受けたい方は頑張ってクラス分けテストや模試で良い成績を取り、上位のクラスに行った方が良いと思います。

・(駿台市ヶ谷)自習室が不足

2013年から新しい自習室が出来たらしいので今は改善されているかもしれませんが、以前は授業終了の15:20や17:20ごろになると自習室の席を求めて長蛇の列が出来ていました。

一日授業を受けて、授業後すぐに自習室のチケットを求めてダッシュする若い受験生達のバイタリティに私は感動しましたが、私も受験生の一人なのでその列に並ばざるを得ません。

また満席になることも多く勉強したくても出来ないという状況が多くありました。

・(駿台市ヶ谷)トイレが少ない

生徒数の割りにトイレが少なく、模試の休憩時間には必ず長い列が出来ます。
女子でトイレが近い場合は懸念事項かもしれません。

まとめ

予備校に通っているという意識から油断してしまったことや、私のような年齢の男性が、18歳の子たちと密閉された空間でいきなり勉強することを加味すると、駿台市ヶ谷以前に予備校に私は向いていなかったと思います。

ただ進学校出身の浪人生には良いのかもしれません。
集団生活に慣れているでしょうし、周りの受験生のレベルは確かに高いので切磋琢磨することは出来ます。

いずれにせよ、予備校に通っても一番大切なのは自分自身の努力だということです。
私は予備校に通っているという安心感から肝心な努力を怠りました。

駿台市ヶ谷に行って真面目に勉強をすれば決して成績が落ちることはありません。
予備校に通う方は私を反面教師に、予備校での生活を実のあるものにしてください。

結果的に私は翌年、自宅浪人で医学部に合格しましたのでこれから勉強を始める方には自宅浪人をお薦めしています。
自宅浪人との比較として、私が受験3年目に行っていた宅浪での勉強法などは

自宅浪人を1年間してみて(受験3年目)
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